
ナガノパープルとは?
ナガノパープルは、巨峰とリザマートを掛け合わせ、2004年に品種登録された長野県生まれの高級ぶどうです。
最大の特徴は、種なし&皮ごと食べられること。皮の渋みがほとんどなく、果肉と皮の間に詰まった濃厚な旨みをまるごと味わえます。糖度は18〜20度ほどで、巨峰の深い甘みとリザマートの華やかな香りが一粒にギュッと詰まっています。
さらに、この品種は粒の大きさも圧巻。大きいものだと一粒で20g近くにもなります。その迫力ある見た目と果汁たっぷりの食感は、初めて食べる人を必ず驚かせます。
旬・収穫時期
果実の森では9月上旬〜中旬が収穫期。
この時期のナガノパープルは、昼夜の寒暖差で一気に甘みがのり、香りもぐっと引き立ちます。
しかし…このぶどうはとても気難しい品種。雨が続いたり水分が急に入ると、あっという間に裂果(実割れ)してしまいます。裂果するとそこから腐り、製品として出せなくなるため、選果作業では悲しくて涙が出ることも…。
過去には畑一面のナガノパープルが全滅してしまったこともありました。あの光景は、今思い出しても胸が締めつけられます。
さらに、黒いぶどうはカラスの格好の標的。せっかくきれいに色づいた房も、収穫目前に突かれてしまうことがあります。たった一口でも傷が入ればもう販売はできず、悔しさと無力感でため息が出ることもしばしばです。
需要は伸びているのに、生産量は減少
品種登録から20年近く経った今でも、ナガノパープルを知らない人はまだまだ多くいます。
しかし、シャインマスカットの大ブームによって、「皮ごと食べられて種がないぶどう」への注目が一気に高まり、その流れでナガノパープルの需要も年々増加しています。
皮ごと食べられるぶどうとしての魅力はシャインマスカットに勝るとも劣らず、濃厚な甘みと香りは唯一無二。にもかかわらず、生産者は減り、生産量は年々減少しています。理由は栽培の難しさと裂果リスクの高さ、そして鳥害。実際、ナガノパープルの木を切ってシャインマスカットに植え替える農家も増えているのが現実です。
果実の森のこだわり栽培
- 減農薬栽培で安心・安全を第一に
- ヤギの堆肥や自家製堆肥で土づくり
- 一房ずつ袋かけして病害虫や雨、鳥から守る
- 着色と甘みのバランスを見極め、最高のタイミングで収穫
→ 毎日畑とにらめっこしながら「今日がその日だ!」という瞬間を逃しません
保存方法
- 冷蔵庫の野菜室で保存(乾燥防止のためポリ袋に入れる)
- 食べる30分前に常温に戻すと甘みが引き立ちます
- 冷凍保存も可能(凍らせてシャーベット感覚で)
おすすめの食べ方
- そのまま生食
洗って皮ごとパクッと。噛むほどに甘さと香りが広がります。 - スイーツに
チーズケーキやタルトに添えると贅沢な一品に。 - ワインやチーズと
ヤギチーズとの相性は抜群。大人のデザートタイムにどうぞ。
ナガノパープルが愛される理由
- 高糖度なのに後味は爽やか
- 皮ごと食べられ、ポリフェノールもたっぷり
- 長野県でしかほぼ作られていない希少性
- 作るのは本当に大変。でもお客様の「美味しかった!」の一言がある限り、やめられない
ご購入・ご予約
果実の森のナガノパープルは数量限定・期間限定。
わずかな旬を逃すと、来年まで食べられません。
収穫時期にはオンラインショップから全国発送、農園での直売も行っています。
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