りんご新聞第12号【シャキシャキ葉とらずふじりんごの収穫開始】

8月の桃から始まり、9月のぶどう、10月の梨と、無事に収穫を終え、残すはりんごのみとなりました!

今年は夏の酷暑に加え、9月前後の台風による曇天や雨の日が続き、その影響で木の根が傷んだのか、生育が一時的に止まってしまいました。

ぶどうの主力品種であるシャインマスカットの収穫が予定より遅れたことで、すべての作業が後ろ倒しとなり、非常に苦労しました。

りんごに関しても、気温がなかなか下がらず、蜜入りや糖度が心配されました。

実際、周囲の農家でもりんご栽培を諦める声が多く聞かれます。特に、りんごの色付き、蜜入りには低温が必要ですが、気温が下がらない影響で色が薄く、熟しにくいものが多いようです。

そんな中、当園のふじりんごは、実をあまり大きくせず、味重視で栽培しているため、ようやくここにきて熟してきたと感じています。

昨年測った糖度は同時期で、18度前後でしたが、今年は現在のところ15~18度前後とばらつきがあるなと感じています。

一般的なりんごの糖度が14度前後であることを考えると高い数値ではありますが、やはりりんごの栽培は難しいなと改めて感じています。

また、蜜入りも順調に進み、今では適当に収穫したりんごのほとんどに蜜が確認できるほどになりました。

ただし、熟さないからと畑に長く置いておくと、11月下旬にはこの地域でも降雪の可能性が高まります。そのため、ギリギリまで熟期を待ちながら、これから一気に収穫を進めていきます!

おいしいりんごの選び方
スーパーでりんごを買う際、今の時期から12月下旬までは、りんごのお尻の部分が黄色っぽいものを選ぶと、よく熟している証拠です。

ぜひお尻の色をチェックしてください!

逆に、年明け以降になると、熟したりんごは品質劣化が進むため、お尻が緑色のものを選ぶのがおすすめです。この時期には、未熟なもののほうが美味しい状態でいただけます。

やはり一番おいしいのは、11月中です!ぜひ、この時期の美味しいりんごを召し上がれ☆