りんご新聞第七号「令和6年度のぶどうの販売について」

ニュースでも多く取り上げられていますが、現在、農業生産に関わる資材、燃料、送料、人件費などが高騰しています。

果実の森では、肥料にこだわり、農薬を減らし、安心・安全で鮮度の高い果実をお届けするために、通常の栽培以上の手間暇をかけております。

そのため、これまで皆様にお求めやすい価格で提供できるよう努力してまいりましたが、現在の状況ではそれが困難となっております。

大変心苦しいのですが、今後も美味しい果物をお届けし続ける為にも、今年度のご注文から商品価格を値上げさせていただくこととなりました。

何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

現在、ぶどうは花が咲き終わり、種無しにするためのジベレリン処理を行っております。

今年は肥料の価格高騰に伴い、試験的に緑肥(ヘアリーベッジ)を導入しましたが、非常に良い結果がでており、例年うまく育たない畑のぶどうも、今年は非常に良好な状態で生育しており、このまま収穫期を迎えられれば、最高のぶどうをお届けできるとすごくわくわくしています。

*悲しいお知らせです*
今まで多品種を育てていた畑の持ち主から、急遽畑を返してほしいとの連絡がありました。

そのため、種無し巨峰、翠峰、シナノスマイル、バイオレットキング、ピオーネなどの品種が栽培できなくなってしまいました。

非常に残念ですが、違う畑に来年度苗木を植える予定です。ただし、収穫できるようになるまでには4年ほどかかります。

これらの品種を楽しみにしていた皆様には、本当に申し訳なく思っています。

一方で、今年度からマイハート(粒がハート型)やクイーンルージュ(長野県限定生産の赤い種無し皮ごと食べられるぶどう)の生産量が増えてきましたので、こちらの注文を受け付けております。

どうぞご理解とご協力をお願いいたします。