りんご新聞第五号「ハウスのシャインマスカットがこんな大きくなりました!」

1月に発芽しないと冷や汗をかきながら見守っていたハウスのシャインマスカットもこんなに大きくなりました!

葉っぱ7枚くらい出てきた頃に、今までの栽培では全くなかった微量要素欠乏(たぶんマグネシウム)の症状が現れました。

土壌診断といって土壌にどんな栄養素があるのか分析を2年に一回するのですが、その時に極端にマグネシウムが少ない畑でもありましたので、たくさん今年はマグネシウムを与えたのに、それでも欠乏症上(植物体に足りないという症状)がでてしまい。改めてハウスの栽培は難しいなと思いました。

それでも早めの対策を行い今ではとってもいい感じに育っています。路地のぶどうも枝から水がしみ出てきて、もう少しでぶどうの栽培も始まるんだなとわくわくしています☆

美味しい長野のりんごを守りたい。

近年シャインマスカットが流行っているということもあり、ぶどう栽培が全国的に盛んになっており、農産物の収穫量が軒並み前年比で減る中、ぶどうだけが前年比で少しだけ(3%程度)増えている状況です。

ここ長野県の上田地域でも一昔前まではりんご農家の方がたくさんいたのですが、最近著しくりんご畑が宅地になることが多いです。

生産量は青森県に次ぐ全国第二位の長野県ですが、このままの勢いでりんご農家がやめていくと本当にどれだけの人に美味しいりんごを届けることができるのか、、、と不安に思います。

実は昨年のりんごの販売額は市場価格で、前年対比およそ140%増でした。これを見ている皆さんも今年はりんごが高かったな。と思われた方も多いのではないでしょうか?その原因は春先の霜による収穫量の影響ももちろんあったのですが、それプラス生産者の減少による生産量減が大きな要因でもあります。

そこで果実の森では今の時期に栽培されなくなったりんご畑を積極的に借り受けて、新たにりんごを植えて、皆さんの需要に耐えられるように頑張っているのです。