りんご新聞第三号「ハウスシャインマスカットが発芽開始!今年の冬は暖かい♪」

長らく発芽を待ちわびていましたが、幸いにも1月19日に待望の発芽を見ることができました。

今では、葉が3枚ほど展開し、順調に成長しています。

露地栽培のものに比べて約3ヶ月半早い生育を遂げており、この時期に畑で葉を眺めることは、なんとも言えぬ不思議な気持ちにさせられます。

また、ハウス内の作業を進めながら、露地のぶどうの剪定も行っております。

今年は比較的気温が高めで、最高気温が6度程度に達する日もあり、例年に比べて過ごしやすい冬となっています。通常この時期はもっと寒さが厳しく、最高気温が0度を下回る日も少なくないため、今年の暖かさは一服の清涼剤のようです。

それでもやはり寒いものは寒いですが、笑。

当農園「果実の森」では、信州の豊かな自然を未来に引き継ぐため、持続可能な農法への転換、すなわち認証栽培に力を入れています。

この取り組みは、地域標準の農薬使用量を大幅に下回る50%〜30%の削減を目指すもので、ほぼ全ての畑でこの認証を得ていることが私たちの誇りです。

この過程では、年ごとの農薬使用計画を策定し、検査員が実際に畑を訪れてその管理状況をチェックします。

しかし、近年は国外や他県からの病害虫の持ち込みが増え、伝統的な農薬では対応しきれない新たな病気が出現しています。

中でも火傷病は非常に深刻で、発見された場合、一定範囲内での栽培が禁止される可能性があり、農園としては厳重な警戒が必要です。

これらの挑戦に直面しながらも、我々は環境保護を最優先に考え、安全かつ高品質な果物の供給を目指しています。

持続可能な農業への取り組みは簡単ではありませんが、皆様の健康と地球の未来のため、一層の努力を続けてまいります。