りんご新聞第10号長野県産あかつき桃の魅力:もうすぐ収穫開始!

皆さん、こんにちは!

お待たせしました。いよいよ桃の収穫が近づいています。

写真の品種は、あかつきという品種で、この品種は、発送を受け付けている「なつっこ」のお母さん品種です。

とっても実が大きく、色も綺麗で、香りも素晴らしいため、桃園にいるだけで幸せな気持ちになります。


実は、昨年から桃園を借りて管理を始めたのですが、前の管理者であるおじいちゃんが、どこに何の品種が植えられているかを把握していなかったため、少し苦労しました。

昨年は桃に袋をかけたため、外からどれが熟しているのか分からず、栽培には困難が伴いました。

しかし今年は、作業の都合もあり袋をかけずに栽培した結果、品種ごとに色づく時期も違いが分かり、これでようやく全体の品種を把握することができました。

りんごの栽培でもそうですが、反射シートという銀色のシートを地面に敷いて太陽光を反射させ、果実に色をつける方法があります。

しかし、果実の森ではこれが早採りの原因になるので行っていません。

早採りの果実は美味しくありません。

そのため、りんごには反射シートを使わず、自然な色づきを目指しています。実際、りんごの場合は、樹勢がちょうど良ければ反射シートを使わなくても綺麗に色づきます。

樹勢は、剪定の強弱、肥料の量、着果させる量などで変わるので、この管理が技術と経験を要する難しいところです。

桃の栽培でも、袋をかけると熟期が分かりにくくなり、反射シートを使うと色は赤くなるものの、熟期を把握するために一つ一つ手で固さを確認する必要があります。

これらを考慮すると、袋をかけることは良いかもしれませんが、反射シートは使わない方が良いのかもしれません。

まだ試行錯誤の段階ですが、何よりも美味しい桃をお届けすることを目指して栽培を続けています。
 
 桃だけでなく早くにとれるリンゴの長野県オリジナル品種のシナノリップももうすぐ収穫始まります。いよいよ今年も収穫の秋?夏?がやってくると少し緊張してます。