令和5年の川中島白桃やなつっこの桃の栽培を振り返って

令和5年から桃の栽培を始めました。


ぶどうや、りんご、梨まで栽培しているので、考え方さえわかればいいものを作れる自信がありました。


ぶどうは短梢剪定、りんごは高密植栽培をすることにより、誰でも剪定ができるようになりました。


しかし借りた桃園は、普通の開芯系の仕立てで、そもそも桃はどんなところにならせるのがいいのか、樹勢がどの程度あればよいものができるのかそこが問題でした。


農協から渡される肥料の基準は多すぎるし、木の大きさによっても違うため参考にならないし、しょうがないので、元肥を少なくして追肥で栽培するようにしました。


結果、だいたいの収穫が終わりましたが、他の桃園とは樹勢が違い落ち着いていて、実も葉っぱをとったりしなくてもしっかりと光が当たり、大きくて美味しい桃ができました。


冬の剪定から一番時間をかけたかいもあってとっても良いものに仕上がってよかったです。
今年の課題は、完熟の美味しい時期までまってから収穫すると、付け根の部分の皮が取れて、発送ができなくなることです。


今年は試しに赤い桃、白い桃、ほんのり赤くなる桃を作ってみましたが、個人的に白い桃が一番いいかな~と思いました。

ほんのり赤くなる桃の袋は、虫の被害ないかと思ったら、多くのものが袋の上からやられていて衝撃でした。なので色的にも一番好きな真っ白な桃を作る=遮光率の高い厚い袋を使うので虫にやられることもないと思うので、来年は赤い桃と、白い桃を作ろうと思います。

赤も白の桃も同じ川中島白桃です。

今年は生育が進んだことで、なつっこがお盆前からお盆中に収穫になって、お盆が全く休めませんでした。お盆があけたかと思ったらハウスのシャインマスカットの収穫が始まり、やっと終わるかと思ったら、露地のナガノパープルが始まります。


仕事に切れ目がないように品種構成等決めてやってますが、お盆は休みたかった。笑

初めてでどれくらいの収穫ができるか分からなかったので注文を受け付けたのが本当に少なかったですが、来年からはある程度把握できたので、この美味しい桃を多くの方にお届けできるように頑張ります。


正直桃は手間もかかるし、大変だけど、個人的に一番好きな果物なので今後も一生懸命育てたいです。