美味しいシャインマスカットを作るために絶対必要な摘粒作業

シャインマスカット

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↑摘粒前

今回は、ぶどう栽培でもっとも労力と時間のかかる摘粒作業を紹介したいと思います。

摘粒とは?房を小さく粒を少なくする理由

まず前々回の房きり#シャインマスカットの栽培記録の作業で500粒位を100粒くらいに少なくしました。
しかしその時に3.5~4センチに小さく切ったものもジベレリン処理により、徐々に大きくなり、また粒もどんどん大きくなってきて、このままいったら粒と粒同士が押し合いへし合い、間にはさまれていき場所を失った粒は破裂してしまい、さらにそこから粒が腐り始め、その腐ったところから腐敗が進み病気にもなり、結果一つの粒がダメになると房じたいがだめになってしまいます。
そうならないために粒と粒が最適な距離になるように調整してあげるためにもこの摘粒の作業はぶどう栽培では必須の作業です。

大きい房は美味しくない?

一房の粒数は房の重さにも大きく関わってきます。
粒を多くのこせば、大きくて重い房になります。
しかし、大きい房になると熟すのが遅く、房の上と下とで糖度もばらつき、食べたときに当たり外れが房の中であるよくない房になってしまいます。
なので熟す時には一気に熟し、房の中で糖度のばらつきをなくすためにも粒数を制限し、大きさを整えます。
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↑摘粒後

これで粒数は35-40粒くらいにしていき粒の大きさは15-20gとするとだいたい500gちょっとの房になり、味よし、見た目よし、重さもよしとちょうどいい房になります。

摘粒は技術が必要です

この摘粒の作業がぶどうの最終的な味、形、輸送性をきめる作業なので、かなり難しい作業で、有核栽培の場合は、軸が柔らかく柔軟性があり、ある程度粒の数をそろえれば問題ないのですが、無核栽培で、ジベレリン処理をすると、ジベレリンの影響で軸まで堅くなってしまい、本当にこの摘粒の時の形で大きくなっていくので、房のどこかに粒がついてない箇所があると、完成した房にも穴が開いている状態の房ができてしまいます。
そうすると輸送性が激減するためよくありません、まだこのシャインマスカットは、元々軸が長く、粒も移動しやすいためいいですが、巨峰等は本当に微動だに動きません。笑

完熟シャインマスカット

完熟シャインマスカット

こんなに手間をかけてあげないとあの美味しいシャインマスカットはできあがりません(;_;)